屋根リフォーム、あなたに合った工法はどれ?
- hmcservice0329
- 10月8日
- 読了時間: 4分

家の屋根は、長年の風雨や紫外線にさらされるため、劣化が進むと雨漏りや断熱性能の
低下といったトラブルにつながります。
「そろそろ屋根リフォームが必要かも?」と思ったとき、どの工法を選ぶかで費用や耐久性が大きく変わります。
ここでは代表的な工法と、費用の目安、工事が必要になるサインを詳しく解説します。
❚屋根リフォームの主な工法
1. 葺き替え工法
古い屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材に取り替える方法です。
◎メリット
・ 屋根の耐久性を大幅に向上できる
・下地の状態を確認できるため、構造的なトラブルも同時に対処可能
●デメリット
・工期が長め(約7〜14日程度)
・廃材や運搬費、撤去作業により費用が高い(一般的な戸建ての場合、120〜250万円程度)
施工の目安
屋根全体にひび割れや瓦の欠け、錆が広範囲に見られる場合
築10~15年以上で大規模な補修歴がない場合
築年数の経過した瓦屋根のお家で懸念される、重量による耐震性や、瓦の落下などの不安も、葺き替え工事をする事で軽量な屋根にリフォームすることが出来ます。
2. カバー工法(重ね葺き)
既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねて施工する方法です。
◎メリット
・古い屋根の撤去が不要なため、工期が短く(約5〜10日)費用も抑えられる
・廃材処理費用が少なく環境にも優しい
●デメリット
・屋根が二重になることで重量が増すため、元の屋根や建物の構造によっては施工できない場合がある
・屋根下地に問題があると施工後にトラブルが起きやすい
費用目安
一般的な戸建てで80〜180万円程度
施工の目安
・屋根の表面は劣化しているが、下地は比較的健全な場合
・築15〜25年で、見た目の老朽化が気になる場合
元々軽量な屋根材を使用している場合、カバー工法でも問題ありません。元の屋根に対してカバー工法で問題ないかどうかはしっかりとプロに見極めてもらう必要があります。
3. 部分補修
屋根の一部だけを修理・交換する方法です。
◎メリット
・必要な箇所だけを補修できるので費用が安い(1箇所1〜10万円程度)
・軽微な雨漏りや瓦のズレを早期に解消できる
●デメリット
・屋根全体の劣化が進んでいる場合は、短期間で再度リフォームが必要になる可能性が
ある
施工の目安
・局所的なひび割れや瓦のズレ、雨漏りが確認できる場合
・屋根全体の塗装がまだ比較的新しい場合
部分的な破損は、劣化によるものと突発的なもの(風や飛来物などによる)があり、部分だけの修繕でいい場合と全体を修繕した方がいい場合としっかり判断する必要があります。
4. 屋根塗装
既存の屋根を洗浄し、表面を塗装する方法です。
◎メリット
・ 屋根の耐久性を向上できる
・欠けや破損などの部分的な補修も一緒に出来る
・外壁塗装を同時に行う事で、費用が安く済む(一般的な戸建ての場合、外壁塗装の費用に+約30~70万円程度)
●デメリット
・元の屋根材の種類によっては塗装できない場合がある(合っていない塗料を使うと剥がれのリスクがある)
・劣化が大きく進行している場合は塗装を行っても耐久性が向上しない可能性がある
施工の目安
・色褪せやコケ、汚れが付着してきたら
・築10~15年経過したら
屋根のメンテナンスで一番お手軽に出来るのが塗装ですが、既存の状態や屋根材に合った塗料を選定してくれる業者選び、またその後の永続的な再塗装を続けることが必要です。
❚屋根リフォームを検討するタイミング
屋根リフォームは、見た目の劣化だけでなく、耐久性や雨漏りリスクを基準に判断する
ことが重要です。
目安としては:
- 瓦やスレートにひび割れや欠けがある
- 塗装や防水層が剥がれている
- 雨漏りや雨染みが天井に見える
- 屋根材が全体的に古く、築15年以上経過している
このようなサインがある場合は、早めにプロに相談することをおすすめします。
症状が出ている状態で放置してしまい雨漏れなどが発生してしまと、構造内部から修繕が必要になり必要以上に高額な工事になってしまう事に繋がります。
メンテナンスは時期を見て定期的に行いましょう。
❚まとめ
屋根リフォームは「工法の選び方」が家の寿命や費用に大きく影響します。
屋根の状態や予算に合わせて最適な工法を選ぶことが大切です。迷ったときは、信頼で
きる屋根工事のプロに相談して、自宅に合ったプランを提案してもらいましょう。
ご自宅の屋根の心配事やメンテナンスの依頼は、是非HMCサービス株式会社まで!
お問い合わせはこちら

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