-シロアリ被害-気づき方と、被害を受けた時の正しい対策
- hmcservice0329
- 2 日前
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家の耐久性を大きく損なう「シロアリ」。日本でも多くの家屋で発生しており、気づいたときには土台や柱の内部が食べられて深刻なダメージを受けている…というケースは珍しくありません。
シロアリは暗く湿った場所で静かに広がるため、早期発見が何より重要です。
ここでは、シロアリ被害に気づくポイントと、実際に被害に遭った際の対策、さらに発生しやすい地域や環境について詳しく紹介します。
1. シロアリ被害に気づく5つのポイント
① 床がフワッと沈む
歩いたときに床が柔らかく沈むような感覚がある場合は要注意。床下の木材がスカスカになっている可能性があります。シロアリは木材の内部から食べ進めるため、見た目ではわかりにくく、内部だけが空洞化しているケースが多いです。
② 壁や柱を叩くと軽い“空洞音”がする
押し入れ内部や普段触らない柱を軽く叩くと「コンコン」という軽い音がすることがあります。内部が食われてスカスカになっているサインです。特に押し入れの中や、普段触らない柱などは要チェックです。
③ 春〜初夏に羽アリが大量発生する
春~初夏にかけて、白アリの種類によっては羽アリが一斉に飛び立ちます。4〜7月に見かける羽アリはシロアリの可能性があります。
特に茶色っぽく、翅(はね)が大きいものは要注意。羽アリを見つけた時点で“家のどこかに巣がある”可能性が高まります。
・黒っぽい羽アリ → クロアリの可能性
・茶色っぽい羽アリ → シロアリの可能性が高い
④ 基礎や壁に「蟻道(ぎどう)」がある
地面から家の基礎に向かって伸びる、土のような細い筋。これは蟻道と呼ばれるシロアリが地面から家に侵入するために作る、土のトンネルのこと。シロアリが移動するために作ったトンネルで、現在進行形の侵入サインです。
⑤ 木材表面に穴や木くずが出ている
木材がボロボロしたり、木粉が落ちている場合は、シロアリまたは別の木材害虫の可能性があります。


シロアリ被害の例
2. シロアリ被害が起こりやすい地域・環境
シロアリは 温暖で湿度の高い地域 に多く、特に九州・四国・関西・関東南部など、太平洋側の暖かいエリアで被害が多く報告されています。しかし、北海道を除く全国に生息しているため、基本的にはどの地域でも油断はできません。
特に神奈川県は海に面している地域が多く、山も多いため湿気が溜まりやすい地域も多くなっています。
特に以下のような環境はシロアリが特に好みます。
• 床下の湿度が高い・風通しが悪い家
• 築10年以上で防蟻処理が切れている住宅
• 家の周りに放置された木材・段ボールがある
• 雨漏りや水漏れで木材が湿っている場所がある
• 日当たりが悪く、ジメジメした部分が多い住宅
特に「湿気・木材・温度」が揃った環境は発生リスクが大幅に上がるため、日頃の対策が重要です。
3. 被害が見つかった時の正しい対策
① 自分で駆除しようとしない
ホームセンターなどで駆除剤を買って対処しようとする人もいますが、シロアリは群れで行動するため、表面の一部だけ駆除して本巣が残る、「部分駆除」となる可能性があるため再発することが多いです。
また、素人が薬剤を使うと健康被害を起こす可能性もあり、薬剤の扱いが難しい点からも、素人の対応はおすすめできません。
② 専門業者に無料調査を依頼する
ほとんどのシロアリ業者は無料で床下や被害範囲を点検してくれます。
被害箇所の特定や被害の種類、進行度を見極めた上で、最適な駆除方法が選択されます。
どの種類のシロアリかも判断したうえで、ベストな駆除方法を提案してくれます。
主な工法は以下の2つです。
• ベイト工法:薬剤入りのエサを巣に持ち帰らせ、コロニーごと根絶する
• バリア工法:床下や基礎に薬剤を散布し、侵入を防ぐ
それぞれメリットが異なり、家の状況に応じて選びます。
③ 食べられた部分は補修が必要
駆除できても、木材が食われた部分は元に戻りません。
場合によっては
・床の補強
・柱や土台の交換
など、被害の程度に応じて補強工事が必要になります。耐震性にも関わるため、早めの補修が大切です。
④ 再発防止の予防処理を行う
駆除後は、薬剤散布や床下の湿気対策を行い、再発しにくい環境を整えます。防蟻効果は約5年が目安なので、定期メンテナンスも効果的です。
まとめ
シロアリ被害は“早期発見”がすべてと言っても過言ではありません。
シロアリに一度侵入されると家の内部を静かに食べ進め、そして確実に住宅にダメージを与える存在です。
しかし、早期発見と正しい対策を行うことで、被害を最小限に抑えることができます。
「床が沈む」「羽アリが出た」「蟻道を見つけた」など、気のせいかな?と思うような小さなサインの段階でも動くことが大切。少しでも違和感があれば、早めに専門業者へ相談することが何よりの安心につながります。
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